居合道とは

 居合道(いあいどう)とは、日本刀を用いる剣術の一つであり、古武術の抜刀術が現代化したもので、敵の不意の攻撃に対して間を置かず刀を抜き敵を討つ武道です。

​ 竹刀を用いて実際に打ち合う剣道と違い、模擬刀や真剣を用いて自分の仮想敵に対して刀を抜く形武道となります。

 居合(いあい)と言うのは、立合(たちあい)に対する言葉で、江戸時代においては、居相、抜合、抜剣、抜刀術などと称されてきました。

 立合というのは、剣道のように両者が刀を抜き合わせて「相対」した状態から行うものであるのに対し、居合は刀を鞘(さや)に納めた状態、いわゆる「居」のままの状態から不意の攻撃に対し、臨機応変に対処し、敵より一瞬早く電光石火の鞘離れの一刀をもって敵を斃すという、読んで字の如く「居合わしその心機により勝負を決する」武道です。

 居合の「居」とは、身体の居る処と言う意味で、立っても居、座っても居、動いていても居となり、また、心の居る処と言う意味で、喜怒哀楽も居、驚懼疑惑も居であり、その場その時の心身の在るところを指しています。「合」とは、打てば響き、呼べば応えるという臨機応変、当意即妙の働きをいいます。

 居合道は単に敵を切り斃すことだけが目的ではなく、「勝負は鞘の内にあり」と刀を抜かずとも勝ちを得る、その己が心を治める精神性こそが居合道の本質であり稽古の目的となります。

 稽古には、模擬刀や日本刀を用いるため、相手と打ち合うような稽古は行わず、各人がそれぞれ仮想敵を想定し、それに対応するような稽古を一人で行います。そのため老若男女問わず年齢や体力に応じて稽古することができます。

 まず、基本的な所作・礼法、刀の扱い方を覚え、全日本剣道連盟居合12本を稽古し習熟したのち、古流 無双直伝英信流へと進みます。